『くら寿司 オリジナルBIGトーマス』レビュー
『きかんしゃトーマス』は来年で原作絵本出版80周年。
今回はちょうど9年前の70周年を記念したとあるグッズを紹介します。
『くら寿司 オリジナルBIGトーマス』
ビッくらポン!でくら寿司でしかもらえない「トーマスグッズ」が当たる! | ソドー鉄道広報局による きかんしゃトーマスブログ
2015年1月、トーマスは回転寿司チェーン「くら寿司」とコラボし、ビッくらポン!(寿司5皿注文で運が良ければ出てくるガチャ)の景品としてフィギュアおよび缶バッジがリリースされました。私も当時連れてってもらいましたが、ひと家族でそれなりに食べて出るカプセルはせいぜいひとつふたつ。パーシーのフィギュアしか出ませんでした。自分に全く縁がないだろうと思っていたその金賞が今回の全店舗5,000個限定BIGトーマス。
で、それを9年越しに近場で見つけたのです。当然気にはなるけど有効的に扱う自信が無く、すぐ売れるだろうと思ってましたがそのままひと月ほど残ってました。頂き物のクーポンも期限が迫っていたし、これ逃したら一生見れんかもしんないと購入したわけです。良くないですね。
というか5,000個限定よりも500コに1コというゴールドトーマスの方がレアというか当たりのような気が。でもこのBIGトーマス配布期間最初の1週間だけか。5,000個全部配布しきれたのかな
そんなこんなでレビューです。まずは箱から見ていきましょう。
70周年ロゴとティドマス機関庫に居るトーマスのキービジュの左側には、トーマスと貨車1両の前半分が見えるようになっています。
はこ上下。トーマスとレーンを流れる寿司のキャップ(カバー)「鮮度くん」の紹介。
「鮮度くん」、デビュー時は「海外じゃ寿司を覆わないと出せません!」と謳ってたけど、今じゃ日本もそうじゃないと不安だよね。
側面左右はどっちも同じ。顔面はトレスのようです。
裏面。取り扱い説明書も兼ねています。
箱から出します。
内容はトーマスと「鮮度くん」に覆われた寿司を載せた貨車2両。
全員丁寧に袋に梱包されていますがフチとかに埃が薄ら溜まっていたので未開封ではなさそうです。
さあ袋からも出しましょう。
- トーマス
手転がし、第二動輪は固定。
ボディーのバランスがかなり本編寄りな印象で良いと思います。下回りはシャーシや連結器の塗装と造形、転がりにくい車輪が若干残念ですが、コストと耐久性の面からして仕方がないでしょう。昇降口のステップが再現されているだけでも上出来。もう少し詳しく見ていきましょう。
側面。
煙突が極端に細いことを除けば本編に忠実な纏まったボディといえるでしょう。側窓の立体が個人的に好き。フロントは連結器だったりランプがランボードの曲面に食い込んでいたりと見た目的に微妙ですが。
全長10センチ程度。こんだけデカいと当然カプセルには入りませんから、代わりに紙の引換券が入っています。それをレジで渡して交換というわけです。
下。
中輪が完全にくっついてます。コピーライトに加え「非売品」と書かれてますね。それと中身はほぼ空洞。ネジ止めでは無く支柱と接着剤で繋がっています。
前後。
若干縦に細長い気もしますが私としては全然許容です。だから煙突も細いのかな…。それよりも顔面。彫りが微妙でタラコ唇のよう。型や材質はリサイクルショップでよく見る小さい方のフィギュア景品と同じでしょうが、デカいと余計気になります。
さて、定規を見てお気づきの方ももしかしたらいらっしゃるかもですが
OOゲージ(1/76.2、画像は英Hornby製)と大きさが大体同じ。面の皮サイズも同じ。中は空洞。つまり多少の加工は必要ですが意外と簡単に本編に忠実な形で模型化できそうじゃないかということです。
ほら、相応の線路(軌間16.5ミリ)に載せて上から見るともう本編の撮影用プロップではありませんか?←
そのままの姿を享受せずすぐこういうこと考える、悪い癖ですね。
そしてこのサイズの面といえば昨年話題となった変顔トーマス。
ちょっぴり変顔のほうが小さいようですが、許容範囲でしょう。付け替えたい…
アニーとクララベルも繋げてみよう(もちろん連結器が異なるので近づけただけ)
良いね良いね。Hornbyでバランスも色合いもこれでこんなに合うならBachmannの本編に忠実な型だったらもっと似合うでしょう。
こんな可能性を秘めているおおきなトーマスを是非皆さんも!と言いたいんですけども、所有者も限られる状態で非常に残念 でもフリマサイトとかでそれなりに出回ってるので気になる方は是非
戻ります。プラレールとの比較(※顔面は別の玩具のものと取り換えております)
プラレールは横に長い、くら寿司のは縦に長い。そんで軌間には載らない。ダイソーのプチ電車のレールには載るかな?
2015年当時に発売されていたレンジの木製レールと。
ひとまわり小さいという感じです。あと木製レールといえば、同じく70周年を記念して発売された、原作者手作りのおもちゃを基にしたトーマスとも並べてみました。
あの頃は盛大だったなぁ。80周年もまたファンとして楽しくお祝いしたいものです。「トーマス」に名付けられた日でもあるクリスマスが舞台の長編も用意されているよ!主役はパーシーだけど‼︎
地面から屋根の高さは同じくらいです。
というわけでトーマスでした。全体的に本編をよく再現した素晴らしい造形だと思います。次は貨車です。
- 鮮度くん付貨物
寿司キャップの中には卵とマグロが2巻ずつ。型は共通のようです。卵の貨車には模様が、マグロの貨車にはロゴが描かれています。それ以外は全く同じ。説明書通りキャップを開けて寿司を取り出すことはできません。
もちろん鉄道車両としては実在しないデザインで背面にコピーライト表記もありませんが、クオリティの高い寿司のミニチュアがトーマスのリアル志向な姿勢に合ってて素晴らしいです。あとトーマス同様車輪の転がり悪い。
逆やりますか。
入手しやすかったら鉄道模型化する方それなりにいらっしゃったんだろうな…
さて実際の連結の様子は
固くてパーツ折りそうで怖くてできない…
箱にもわざわざ「らんぼうにしないでね」と書いてるので私が貨車とトーマスと繋ぐことも貨車同士を外すこともないでしょう。接着剤で根本から分解も出来ないし…
その連結器や車輪の形状からしてトミカみたいだな、もしかして流用かな、それだったらBIGとは謳わないよな、と実物見る前は思ってました。
このくらいかな。
というわけで、総評。
- 見映えはボディだけで言えば素晴らしい。ただそれ相応の機能性が欲しい。
箱から出して飾るには申し分ないと思います。
元気に走るよう改造したいけど先述の通りなかなかお目にかかれない存在ですので、この姿に留めときます。飾って眺める余裕もそんなに無いので、いずれ他の有識者方にお渡しすることも考えています。目処は全然無いけど。貧乏性とでもいうのでしょうか。せっかく買ったHornbyトーマスも箱から全然出しません。今回は特別ね
くら寿司ももう100円均一ではないのであまり赴かなくなってしまいました。このようなコラボ企画が無いとなかなか足が向かないので80周年の際は是非またこのような企画をお願いします‼︎
それと、このブログのURLはXのプロフィールにも載せてるので知ってる方もいらっしゃるでしょうが、この度ほぼ開設時以来の更新となりました。その頃はまだフルリニューアルとか界隈の誰も考えてなかったんだぜ。長文で纏めるのは時間がかかると思ってましたが、結局Xで文章考えるのも同じかな、ちゃんと字数制限なく見やすい形で纏めた方が絶対良いよな、と思いまして。
以降これまで自作したものや今回のような珍しいものを随時紹介していくつもりです。その「随時」の間隔がどのくらいになるかはわかんないけど、トーマス頑張りマス。
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。引き続きモライアスの工房をよろしくお願い致します。
Hornby 『Thomas Electric Train Set』 レビュー
今日はトーマスの海外製鉄道模型セットを(中古で)購入したので、レビューしたいと思います。メーカーは、英国で生まれ今年で100周年を迎えた老舗Hornby(ホーンビィ)。『きかんしゃトーマス』シリーズは35年前にリリースが始まりましたが、残念なことに一昨年廃盤となってしまいました。なので今回購入したセットの新品はもう簡単に手に入りません。まぁ日本でも持ってる方は沢山おられるんですけどね。
では見ていきましょう。まず箱。当時販売されていたTOMIXのスタートセットより小さかったのちと驚愕。
裏。カタログとなっています。
中身。車輌とレールが入った至って普通のセットです。
さて、お待ちかね主人公‼︎よく胴長と呼ばれていますが実機の模型の形をチョイと改修させたものなのである意味これが本来の姿といえます。元々あった手摺の跡が薄らと残っていました。しかし未改造でもかっこよさは充分。
中でも魅力的なのは機関室内部が再現されているところ。Nゲージと比べ、大きい故の利点です
そして動力の型は他の機関車と共用されています。なのでブレーキとかもあってかなりリアル。これはちょっと前のタイプで二軸目の車輪がゴムタイヤを被っています(今のは無い)。あと、急カーブ対応の為かフランジが無いですね。
そして皆さんお気づきの通りランボードが成形色のまま塗られていません。実物模型も未塗装ですが、トーマスはテレビで見慣れているのでより違和感が出てしまいます。まぁリニューアルで改善されたんですけどね。
あと欠点としては、分解しにくい。他の0-6-0のタンク機関車も同様ですが、ボディーとシャーシはマイナスドライバーを使うてこで無理矢理分ける形ですので、破損しないかハラハラする…。Hornbyの模型がそんなにヤワじゃないのはわかっているんだけど、やっぱ怖いので誰か替わりにお願いします()まぁしばらくはこのままで。
さて、次にいきましょう。アニーとクララベル。こちらは原作ともTV版ともかけ離れた非常なショーティーなデザインです。Hornbyは同型の客車の塗り替えを何パターンも出してます。
因みに両方とも一等車
レール。道床はありませんがその分枕木が丈夫です。繋げ方は普通にジョイナーを介する形。
フィーダーは専用レールの2つのボタンを同時に押しながら図の向きに差し込みます。
コントローラー。最近のものと違いだいぶ合理的な形をしていますね。
コードを一通り接続してレイアウトが完成しました。1040×1070mmのオーバルです。
出発進行‼︎レールクリーニングをしたらかなりスムーズに走りました。大きい故、Nゲージよりガッシリとしています。
前に購入したボギー客車を繋げました。うん、トーマスデカい。そしてディテールのギャップが…
情景を幾つか足してみた。
というわけでかなり楽しめました。なんやかんやいってもやっぱりリアル志向の実機寄りトーマスはカッコいいですね。廃盤が大変惜しまれる。次はいつになるかわかりませんがこの後もうちのOOゲージを発展させていく予定です。鉄道模型はまさに一生モノ。大切に遊んでいこうと思います。
追記:トーマスの金型を流用したお手頃価格(¥8000くらい)のタンク機関車が2021年発売予定です。
やったね‼︎‼︎
Hullo,Everybody!!
こんにちは。はじめましての方ははじめまして。Mollias(モライアス)です。
主に『汽車のえほん』/『きかんしゃトーマス』のファンとして模型製作や動画編集をやっております。Youtubeやニコニコ動画でも活動してます。
・・・とまぁ最初はこんくらいのことしか書けませんがよろしくお願いします。
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